治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.108】すべり症と診断を受けた患者様が改善した例

患者様

30代 男性

2023年6月治療 治療から約10か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L4/5)に椎間板ヘルニアが認められます。

またL3/4、4/5、5/sは椎間板変性が認められます。

治療前の経過・治療について

中学時代   部活動中に腰が痛くなることが多々あった。

4~5年前   長時間立っていたり歩いている際に足がしびれるようになる。近医の整形外科を受診し、すべり症と診断を受ける。

現在     両下肢へのしびれ。年一回ぎっくり腰を起こすようになる。

症状改善の為、当院を受診。 

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前3040
治療から1週間後0010
治療から1か月後0010
治療から3か月後0010
治療から6か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、歩いていても痛みも無くその後の疲労感も無い。

1か月経過時、長時間歩いていると時々下肢にしびれが出る。

3か月経過時、歩いている時にしびれ症状が出てしまう。出来たらしびれを取りたい。

6か月経過時、しびれ症状が無くなった。子供と一緒にスポーツしても気にならない。

今回の患者様は、L4/5の椎間板ヘルニアが要因だと考えられます。

治療後すぐに腰への痛みは消失した。ただ、しびれへの症状が3か月程度残存してしまった。

当院としては、リハビリをお勧めしたのですが患者様からは良い返事を頂けれなかったので自宅にて手軽出来るストレッチなどを指導させて頂きました。

患者様の努力により症状がすべて消失して大変嬉しく思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長